こんな病気には気をつけましょう 5
腎臓の機能がいよいよわるくなって体内にできた老廃物を排泄できなくなると、血液中にたまった化学物質が全身の組織に影響を及ぼしはじめます。
この症状を総称して尿毒症症状と呼びます。
食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢、便秘などの消化器系の症状から始まって、皮膚粘膜の出血やかゆみ、いらいらや集中力の低下、心不全や呼吸困難など多様な症状があらわれます。
慢性の腎臓や尿路系の病気をもっている人は、必ず定期的に検診を受けて、病状が悪化していないかどうか経過を観察していくことが大切です。
腎機能がよほど障害されないと、はっきりとした自覚症状はなく、おもに血液中の窒素代謝物や電解質の量、尿比重などが調べられます。
慢性腎不全では、機能の低下した腎臓をいかに大事に使って日常生活を送っていくかが管理のポイントとなります。
腎臓の機能をさらに低下させる要因は、(1)動きすぎ、過労、(2)かぜなどの感染症、(3)不適当な食事、などです。
特に食事については、病状に応じて摂取カロリー、タンパク質、塩分、カリウム、水分などのとりかたが違います。
主治医とよく連絡をとり、栄養士などの協力を得て上手におこなって下さい。
・・・以上のような生活管理だけでは腎機能を保っていくことができなくなると、人工透析の検討が必要となります。