こんな病気には気をつけましょう 4
急性腎不全は、多くは出血、やけど、大けがなどに引き続き、急激に尿量が減るのが特徴です。
健康な尿は1日約1,000~1,500mlで透明な淡褐色をしていますが、急性腎不全になると、1日の尿量が500m1以下になり、濃い不透明な尿になります。
適切な治療によってこの時期を乗り越え、腎臓の機能が回復すると尿量は徐々に増加してきます。
回復が遅れると尿毒症の症状があらわれてきます。
急性腎不全は、必ずしも腎臓に原因があって起こるのではなく、結果として腎臓のはたらきがわるくなった状態をいいます。
したがって大きな事故のあとや術後などでは、尿がふだんと同じように出ているかどうかにいちおう気を配ることも必要です。
急性腎不全を起こしているとわかったら、膀胱に管を入れて尿の排泄量を厳密に測定し、状態に合わせて点滴の量も決められます。
そしてもし尿毒症の症状があらわれれば人工透析がおこなわれます。
慢性腎不全は、もともと腎臓の病気があったり尿路が閉塞されて尿の流れがわるくなったりして、腎臓の機能が徐々に悪化してついには腎臓がその機能をまっとうできなくなって起こります。
腎臓は尿を濃縮する力を失ってしまうので、薄い尿になります。

